炎症性腸疾患は、何歳であっても発症する可能性はあります。
炎症性腸疾患の治療には、腸粘膜の炎症を抑えるために、副腎皮質ステロイド薬の投与が基本となります。
原因が食物によるものであれば、原因物質を除去した消化の良いフードに切り替えて様子を見ます。
治療は最低でも2~3ヶ月は続ける必要があり、場合によっては生涯にわたって治療を継続する必要があります。
寄生虫に感染している場合には、駆虫剤を使用し、リンパ肉腫が原因になっている場合には抗がん剤を使用する事もあります。
炎症性腸疾患は、薬によって一時的に症状を抑える事はできますが、完全に完治する例はとても少ないと言われています。