炎症性腸疾患は、長期に下痢や血便が続く、原因不明の難病です。
食中毒と違い、数日で良くなる事がなく、長期にわたって良くなったり悪くなったりを繰り返しながら症状が続いていきます。
炎症性腸疾患を発症すると、下痢が慢性的に起こるようになりますので、粘液や血液の混ざり合った便が長期的に続くようになります。
食中毒の下痢に比べると、経過がとても長く、発熱などの細菌感染の兆候が少ない事で、ある程度区別する事ができます。
炎症性腸疾患は下痢が長期的に続くため、適切な治療をおこなわない場合は、脱水や栄養不良を引き起こし、徐々に衰弱していきますので、早いうちに動物病院で詳しい検査を受ける必要があります。